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ルテインが減るから黄斑変性症になる!

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黄斑変性症だった知人ですが、1年間の治療に専念して、黄斑変性症の症状をほぼ完治させてしまいました。

お医者さんの「ルテイン不足が原因だから、ルテイン摂取量を増やしなさい」というアドバイスに従って、

通常の黄斑変性症治療薬のVEGF阻害薬と合わせて、ルテインを1日6mg摂取したところ、1年かけて症状がほぼ完治してしまいました。

以下にルテインと黄斑変性症の関係について調べたことを纏めてみたので、同じように黄斑変性症で悩んでる人に読んでもらえたらと思います。 ====

1.ルテインが減るから黄斑変性症になる

ルテイン、ゼアキサンチンは、黄斑部とレンズの役割をする水晶体に存在しています。

ルテインとゼアキサンチンは、目の水晶体に待機して細胞を酸化させる青色光を吸収するフィルター的な役割を果たしています。

これにより、目の中に発生した活性酸素が除去され、酸化による細胞劣化を防止してるワケです。

逆に言うと、目の酸化による黄斑変性症は、目の中のルテイン、ゼアキサンチンの減少に起因していると言えます。

ルテイン、ゼアキサンチンは加齢やストレス、喫煙などにより水晶体からどんどん減少していきます。

ルテインが不足すると活性酸素が活発になり、目、特に黄斑部が酸化し変成をきたしてくるというわけです。

2.ルテイン、ゼアキサンチン発見の歴史

ルテインが黄斑部に存在することが発見されたのは1945年です。ジョージ・ウォルドという学者が発見しました。

ちなみに、黄斑部にはルテインと一緒にカロテノイドの1種である、ルテインと同族のゼアキサンチンも存在することが分かっています。

ルテイン、ゼアキサンチンとも黄色をしたカロテノイドですが、実は黄斑部の黄色はこのルテイン、ゼアキサンチンによる着色なのです。

その後、1995年に、タフツ大学の研究者グループが、目の水晶体にもルテインとゼアキサンチンが存在することを発見しました。

更に、人間の目にはルテイン、ゼアキサンチン以外のカロテノイドは存在しないことも明らかになりました。

現在、ルテインとゼアキサンチンは、すべての霊長類の網膜の黄斑部に存在することが明らかになっています。

3.ルテインとゼアキサンチンは常にセット!

ルテインとゼアキサンチンは人体において「セット」で存在しています。

ルテイン単独で作用するのではなく、必ずゼアキサンチンと一緒に働いて抗酸化作用を持つわけです。

体内の代謝により、ルテインは適切な量のゼアキサンチンに変換されます。

ルテイン、ゼアキサンチンが目に存在することが明らかになって以来、ルテイン、ゼアキサンチンの機能や役割についての研究が盛んに行われるようになりました

。幾つか重要な論文が発表されています。

3.1.カロテノイド値の上昇と黄斑変性症の発現率低下との関連性について

この研究では、血中にカロテノイドが多ければ多いほど、黄斑変性症にかかる率が低くなるという結果が出ました。

黄斑変性症のリスク低減におけるカロテノイドの役割をさらに詳しく分析してみると、研究者らはルテインの血中濃度が黄斑変性症のリスク低減と極めて高い関係があることを発見しています。

3.2.ルテイン摂取量と黄斑変性の発症の関係性

この研究は、1994年、ハーバード大学のセッドン博士によって行われたものです。

博士は診療所の患者、黄斑変性症356名、その他の眼科串草旬520名に対し、食事調査を行っています。

その結果、ルテインとゼアキサンチンを最高に摂取した患者と、最低に摂取した、または摂取しなかった患者とでは、黄斑変性症の羅患率に43%もの差があったのです。

研究では、ルテインとゼアキサンチンの1日の摂取量は、6ミリグラムが適量とされています。

更に博士は、黄斑変性症のリスク低下と、βーカロテン、リコピンおよびその他のカロテノイド摂取との間には決定的な関係はないことも発見しています。

つまり、黄斑変性症のリスクをルテイン、ゼアキサンチンは大幅に下げるが、他のカロテノイドではこうした効果はないということです。

4.黄斑変性症におけるルテインの生化学的役割

ハーバード大学のスノッダリー教授は、ルテインの黄斑変性症における生化学的役割を分析しました。

その結果、「ルテインとゼアキサンチンは青色光を防止する」という興味深い発表をしました。

ルテインとゼアキサンチンが青色光を吸収し、害を減らしてくれるというワケです。

教授はこれについて、以下の点にまとめています。

  1. ルテインとゼアキサンチンは、青色光を吸収し酸化を防止する
  2. ルテインとゼアキサンチンは、目の光受容体の三重項状態を解消し、一重項酸素を消去する

こんな仮説があります。ルテインは目の組織内において、欠落している部分、異常が起こっている部分に直接作用するのではという仮説です。

黄斑変性症の場合は、黄斑部に新生血管が現れ複雑にからみ合ったり、出血を起こして、視力・視界にダメージを与えますが、ルテインを摂取すると、この新生血管の萎縮を観察できます。

新生血管が絡み合って、視神経乳頭部の盲点が塞がれてしまうと、重大な視力障害を起こしますが、この新生血管が消退、萎縮し、黄斑部からずれることで視力が回復することが観察できてます。

このことから、ルテインには新生血管を萎縮させる作用があると言われてます。

更に、萎縮した新生血管は、その後のルテイン摂取によって自然消滅してるのではとも言われています。


錐体細胞の改善にも効果があると言われています。錐体細胞は、黄斑部の暗順応と明順応を司る部分です。

暗順応とは、夜に外出した時に、最初は真っ暗で何も見えなくても、目が慣れてくるとだんだん見えるようになってくる反応です。

明順応は逆で、暗いところから急に明るいところに出ると、最初はまぶしくて見えづらいけど、だんだん慣れてくる反応です。

ルテインの摂取により、こうした目の光覚も改善されるという事例が多数報告されてます。

私たち人間には、もともと自然治癒能力が備わっています。黄斑変性症に対してもそうです。

異常事態が発生すれば、何とかそれを修復し元の形に戻ろうとします。

ルテインはこの自然治癒力を強力にサポートしてくれる物質であるというのがこの仮説になります。

5.年齢とともに減るルテインの貯蔵量

ルテインは目の黄斑部、水晶体に蓄積しており、必要に応じて消費されます。

黄斑部が光による酸化の害にさらされると、その度に消費されて目の健康を守ってくれるわけです。

しかし、ルテインの「貯蔵分」がなくなると、この抗酸化作用が働かなくなり、責斑変性症にかかる原因が増えていくことになります。

事実、40歳を過ぎると、このルテインの「貯蔵分」が減ることが確認されています。

子供はルテインの貯蔵量が多いので、黄斑変性症にはまずかかりません。

ルテインの貯蔵量が減ってくる高齢者に黄斑変性症の患者が多いのは、ある意味では当然のことなワケです。

つまり、人間はある程度の年齢になったら、積極的にルテインを外部から補給しなければ眼病になる運命にあるということになりますね。

6.ルテインを多く含む野菜

ルテインをしっかり摂取するには、ルテインを多く含んだ食品を食べることが先決です。

ルテインは緑黄色野菜に多く含まれます。

日本人がよく食べる緑黄色野菜で、ルテインが豊富なものをあげれば、ホウレンソウ、ヴロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、インゲンなどでしょうか。

中でもおすすめはホウレンソウ。調理のし易さから見ても、栄養効率から見ても、ルテインを沢山含む緑黄色野菜の中でもベストだと思います。

ホウレンソウをしっかり食べている人は、そうでない人に比べて、目の病気になる割合がかなり軽減されているという研究報告も数多く発表されています。

ルテインはビタミンCなどと違って、熱にも強い栄養素ですから、煮たり焼いたりしてもほとんど損なわれることはありません。

おひたし、油妙めにしてホウレンソウをどんどん食べましょう。

ホウレンソウの量の目安ですが、1日200グラムほど。スーパーで売られてる1束ぐらいでしょうか。

ルテイン自体の目安としては、1日に6ミリグラム程度が望ましいとされています。

7.体内ルテインを減らさない工夫

網膜などに蓄積されているルテインは目を守るために必要に応じて消費されます。

しかし、目を守る以外の目的で消費されてしまうことがあります。

その代表的な例が「喫煙」です。

喫煙をすると、網膜のルテイン量はかなり減ってしまうことが臨床実験などで明らかになっています。

事実として、喫煙者の方が網膜の病気にかかる確立が高いことがデータとして存在します。

女性よりも男性のほうが喫煙者の数は多いのですが、男性は、喫煙者でなくても網膜のルテインの量が女性よりも35%~40%も少ないことが分かっています。

ですから、男性は元々ルテインをしっかり摂取しないと、高い確率で目の病気になってしまうわけです。

喫煙者なら、なおさらルテイン摂取に気を付ける必要があります。

かといって女性はルテインをあまり積極的にとらなくていいのかというと、そうではありません。

女性は乳ガンや子宮ガンという女性特有の病気があります。

これらの予防にルテインが使われています。

日頃からたっぷりとルテイン含有食品をとる必要が性別問わずあるワケです。

8.ルテインが目に行き着くまでの道のり

栄養素というものは、口から摂取し、胃腸で消化されたあと、肝臓に集められ、そこから血液に乗って全身に供給されます。

ルテインも同様です。このとき、必要なものが必要な部位に運ばれるわけですが、同時に人気の栄養素は身体のあちこちから需要があります。

全栄養素のおよそ60%は「脳」で消費されます。そして、心臓や肝臓などの主要臓器に配分されて、他の部位に回る栄養素はどうしても競争状態になってしまうわけです。

なのでルテインが「目」に行き届くというのは実は大変なことなのです。

なので、目の健康を守りたいのであれば、日頃から十分にルテインを摂取するように心がける必要があります。

9.ルテインの吸収率をUPする指質

ルテインは脂肪分と一緒に摂取すると吸収率がアップします。

人参は油で炒めると吸収が良くなると家庭科の授業で習いませんでしたか?

ルテインをはじめとしたカロテノイドは脂溶性の物質です。

なので、脂肪分と一緒に食べると吸収効率が上がるという分けです。

体内のルテイン量を増やすためには、適度な量の脂質の摂取も大事ということになります。


ルテインは血液に乗って運ばれますが、もう少し詳しく説明すると、血中の脂質であるコレステロールに混じって目や子宮に運ばれます。

コレステロールというと、「動脈硬化の原因」として悪いイメージを持ってるかも知れません。

ですが、コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)が存在していて、善玉は余分なコレステロールを取り除いてくれるという、体にとって重要な働きをしてくれるんです。

ルテインはこの善玉コレステロールに混ざって目に運ばれるワケです。


ちなみに、脂質といっても、油物なら何でもOKということではありません。

善玉コレステロールを増やす脂肪酸組成のよい油脂でなければいけません。

植物油や魚介類なEが善玉コレステロール値を上げる効果があります。

こうした栄養素もしっかりとるように心がけて下さいね。

10.なぜ、目にルテインが不足しているのか?

人は生まれつき瞳にルテインを保持していますが、紫外線による酸化を抗するために日々使用されていきます。

人は体内でルテインを生成できないので、外部から摂取するしかありません。

ルテインはホウレンソウやブロツコリーなどの縁黄色野菜に含まれてます。

ですが、現代においては、ご存じの通り、殆どの人の食事に野菜と果物が不十分です。

なので、ルテインについては、残念ながら、多くの人が毎日必要とされるだけのルテインを十分にとっているとは言えません。

この3日間の食事を思い出してください。緑黄色野菜を十分仁食べてましたか?

十分に食べました!と胸を張って回答できる人は少数で、多くの人は「野菜不足だと思う」「緑黄色野菜は調理が面倒だからあまり食ぺない」と答えるのではないでしょうか。

外食が多い人は、とくに緑黄色野菜の摂取が困難になります。

そうでなくても高齢者になると、胃腸の機能が老化し、食ペたものを栄養素として吸収する力が衰えてきてしまいます。

こうなると、ルテインはどうしても不足ということになります。

また、一般的に黄斑変性症になりやすい人というのは、ひとみ(虹彩)の色が薄い人、喫煙者に多いです。

特に注意してルテインを摂取しなければなりません。

11.ルテインサプリメントの原料は何?

サプリメントのルテインは、マリーゴールドという植物の花弁から抽出される商品がほとんどです。

ルテインは、ホウレンソウやケールにも含まれていますが、野菜からルテインを抽出して、精製して、サプリメントにするには、かなりの時間と費用が必要です。

マリーゴールドと違って、野菜にはルテイン以外のカロテノイドも多種含まれており、複数のカロテノイドからルテインだけを抽出するために大変複雑な工程が必要となるためです。

マリーゴールドの花弁にはほぼルテインしかカロテノイドが含まれないので、効率よく多量のルテインを抽出してサプリメントに精製することができます。

野菜から抽出したルテインを使ったサプリメントが高額なのは此れが理由です。

12.ルテイン含有サプリメントの選び方

アメリカなどでは多種類のルテインサプリメントが出回っていますが、中にはマリーゴールド抽出物と称しながらも、ルテインが殆ど含まれてない製品もあるそうです。

なので、どのルテインサプリメントでも良いわけではありません。信頼のおける製品を選ぶことが大切です。

大手の製薬会社、健康食品メーカーであれば、日本の場合は大丈夫ですので、購入の際に確認するようにしましょう。


ルテインはカロテノイドの一種ですが、ルテインだけを単独で摂取するよりも、ルテイン以外の他のカロテノイドや、アスタキサンチン、アセトシアニンなどと一緒に摂取する方が身体への吸収量も増え、相乗効果でより高い効果が期待てきます。

この記事「眼圧を下げる方法」では、ルテインサプリメントで眼圧を改善させて眼病治療に成功した話が紹介されています。

そのサプリメントの販売サイトに、含有成分の割合や、各成分にどういった効果が期待できるのかが公開されているので、購入の前に1度チェックしてみて下さいね。

13.ルテインサプリメント摂取量の目安

ルテインは目の健康を守るためには1日6ミリグラム摂取するのが望ましいとされます。

しかし、黄斑変性症などの眼病治療を目的とする場合は、1日6mgのルテイン摂取では不足というケースも有り得ます。

それは、人によって個人差があるからです。

既に黄斑変性症や白内障を発症させている人は、その人の症状の進み具合により、適正なルテイン量を摂取することが大事ですが、一概に「黄斑変性症には何ミリグラム」という分量は決まってません。

自分が眼病を患ってると分かってる人は既に通ってる眼科があるはずなので、担当の医者に適正な摂取量を相談してみて下さい。

ちなみに、ルテインの過剰摂取による弊害は報告されていません。

14.黄斑変性症の予防法って?

黄斑変性症は、黄斑部が紫外線などによる「酸化」が原因で起こります。

なので日頃からなるべくこの「酸化」を防ぐことが重要です。高齢になって黄斑変性症にならないためには、日常生活にかかっています。

14.1.目に入る紫外線を減らす

外出するとき、特に日の当たる日中は、サングラスやメガネをすることが重要です。

サングラス、メガネは紫外線をカットする効果を持つレンズを使ったものにして下さい。

サングラス以外だと、目元に影をつくって紫外線を避ける効果のある、帽子や日傘も有効です。

紫外線はお肌を痛めつけたり、皮膚ガンの元凶にもなりますから、女性の場合だと既に紫外線対策を取ってる人も多いと思います。

しかし、男性の場合は、ほぼ紫外線対策には無縁だと思いますので、今日から始めるようにして下さい。

14.2.タバコは黄斑変性症の原因

タバコは黄斑変性症の発病率を高め、進行を早めることが既に明らかになっています。

喫煙習慣のある人はタバコの回数を減らすことを始めましょう。

でないと、高い確率で発症します。失明に至る確率も、喫煙者の場合は高いそうです。

14.3.アルコールの過剰摂取も原因の1つ

アルコールの過剰摂取も黄斑変性症の原因の1つとして挙げられます。

酒は百薬の長とは言いますが、適量ならば問題ないのですが、多量のアルコールは活性酸素を形成し、網膜を損傷します。

もちろん、網膜に限らず、体のあらゆる部分にも影響が及びます。

アルコールのほかに、コレステロールの高い食事、脂肪分の多い肉など、飽和脂肪酸の多い食事も好ましくありません。


14.2、14.3のタバコとアルコールは、直ぐには止めれないかも知れませんが、14.1の紫外線対策は直ぐに始めることが可能です。

残りの長い人生、目に障害を抱えて不自由な暮らしは避けたいものです。

15.黄斑部と光の複雑な関係って?

網膜にある黄斑部は、直径2ミリ、厚さ0・2ミリという非常に小さい器官です。

「黄斑部」という名前がついているのは、この部分に「黄色い斑点」が見られるためです。

この黄斑部には、多くの「光受容体」があり、何百個もの光を知覚する細胞が存在します。

これが物を見る重要な役目を果たしているわけです。

黄斑部は光を直接受ける部分です。光がない場所では、人は何も見れません。

にも関わらず、光は黄斑部にダメージを与えます。

物を見るために必要な光が、黄斑部にダメージを与えて物を見えなくするなんて、複雑な気持ちです。

光は細胞を酸化させる作用を持ちます。

特に、青色光は光の中でも高いエネルギーを持ち、目に対して一番害があります。

物を見ている時、黄斑部は常に酸化の害に晒されています。

酸化の害に遭うと細胞が破壊され物を正確に見ることが難しくなります。黄斑変性症の始まりです。

16.加齢黄斑変性ってどんな病気?

簡単に言うと、視力の中心である黄斑部に障害が起きて、著しく視力が低下する病気です。

黄斑部は、網膜の中心部にあります。外から入ってきた光は、この黄斑部で像を結びます。

たくさんの視覚細胞が集まっている器官で、モノを見る重要な役目を負っています。

この黄斑部は、主に加齢によって変性することがあります。

そうすると、視界の中心部がぽやけたり(中心暗点)、全体的に物が歪んで見えたり(変視症)、視覚障害が現れます。

特に黄斑部の更に中心である「中心窩」で変性が起こると、著しい視力低下を起こすことが分かっています。

一昔前では、日本における黄斑変性症の患者数は少数でした。

ですが、高齢化とライフスタイルの欧米化によって、近年、急増しているのが実情です。

この加齢黄斑変性症という目の病気は、多くの場合が最初は片方の目で起きます。

よって、もう片方の目がそれを補うため、初期症状を見逃しやすいです。

そして、両目に症状が出たときには最初に発症した片目は重症化しているのが殆んどです。

なので、50歳前後から黄斑変性症の検査を定期的に受けるべきです。

17.加齢黄斑変性症に治療法はあるのか?

加齢黄斑変性には、主に「萎縮型」と「滲出型」の2つがあります。

17.1.萎縮型の加齢黄斑変性症

10年、20年といった長い時間をかけて変性が進んでいくタイプの症状です。

これには、現在のところ有効な治療法はありません。

基本的には経過観察です。ただ、中心窩に変性が及ばない限りは、ひどい視力障害は起こりません。

iPs細胞などを活用した再生治療が進むことが期待されてます。

17.2.滲出型の加齢黄斑変性症

滲出型の特徴は、新生血管という異常な血管ができてしまう点です。

この血管は脆く、出血しやすいです。この漏れ出た血液成分が黄斑部を変性させてしまう原因です。

様々な視力障害を引き起こします。一般的に、萎縮型より進行は早いです。

滲出型の治療法には、主に3つあります。「抗VEGF薬での治療」「光線力学療法(PDT)」「レーザー治療」の3つです。

18.滲出型黄斑変性症の治療法。

18.1.抗VEGF薬での治療

抗VEGF薬という、新生血管の発生や発育を抑える薬を注入する治療法です。

白目部分から注射で注入します。中心窩に新生血管がある場合に選択する治療法です。

注射する薬、回数と間隔は、症状によって異なります。

18.2.光線力学療法(PDT)

中心窩に新生血管があり、かつ眼鏡やコンタクトを用いても0.5以下の視力しか出ない場合に選択される治療法です。

新生血管に集まる性質を持つ物質(光感受性物質)を静脈に注入し、血管に集まった物質を目印に新生血管にレーザー照射して新生血管を詰まらせる方法です。

18.3.レーザー治療

新生血管の位置が中心窩から離れている場合は、強いレーザーを新生血管に照射し、これを焼きつぶします。

その際、周囲の網膜細胞が破壊されるため、治療後は視野の一部に何も見えない「暗転」が生じます。

完全に失明するよりもマシと患者が決断した場合に行われます。