読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

健康なおじさんを目指す

中年男性の健康がテーマです。

飲酒しなくても肝硬変!NASHの原因と見分け方

飲まないのに肝硬変

 お酒を飲む習慣がないのに、

アルコール性肝炎とよく似たダメージを起こす

 

病気の存在が最近明らかになり、

注目されるようになりました。

 

 

 

英語の病名の頭文字をとってNASH(ナッシユ)

と呼ばれるこの病気は、

脂肪肝をもとにして起こります。

 

通常の脂肪肝であれば、

肝硬変に移行することはまずなく、

 

あっても1% 程度ですが、

NASH の場合はその叩倍もの確率で

肝硬変に進むといわれています。

 

肝がんになる率も、そのぶん高くなります。

 


NASHの発症には、活性酸素による酸化ストレスなどが

関係していると考えられていますが、

 

通常の脂肪肝で終わる人と、NASHになる人との違いは、

まだ明らかにされていません。

 

NASHになると、炎症による肝細胞の破壊と再生で、線維化が進みます。

つまり、脂肪肝とNASHは炎症の発生や繊維化の有無で見分けることができます。

 

肝硬変になるのを防ぐために早めの治療が必要ですが、

それには、一般的な脂肪肝とNASHとを見分けることが重要です。

 

 

内臓脂肪型の人はNASHになりやすい!?

NASH は新しく認識された病気で、不明な点が多いです。

でも、肥満と関係が深いことが分かっています。


たとえば、肥満の人は、そうでない人と比べて

NASHになる確率が約7 倍も高く、BMI が高くなるほど発症しやすくなります。


また、同じ肥満でも、皮下脂肪型より内臓脂肪型の肥満のほうがNASHになりやすく、

NASH の患者さんの9割以上に多量の内臓脂肪の蓄積がみられます。

 


内臓脂肪の蓄積は、

メタボリツクシンドロームの要因の一つです。

 

NASHの患者さんは、高血圧や高血糖なども患ってる人が少なくなく、

約3分の2はメタボリツクシンドロームと言われています。


メ夕ボリツクシンドロームの人は、

動脈硬化だけでなく、NASH にも注意が必要です。

 

 


NASHの温床となる脂肪肝の人が急増中!

肝臓病には禁酒

 

日本人の代表的な生活習慣病といえば、

高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)などがよく知られています。

 

これらの病気は動脈硬化を促進し、生命を左右する脳卒中や

心臓病を発症させる大きな要因になります。

 

脂肪肝も現代の日本を代表する生活習慣病の1つです。

他の多くの生活習慣病と密接に関係しています。

 


現在、日本人の1500 万人の人が、脂肪肝と言われてます。

そして、その数は年々増加してるそうです。


健診で、中性脂肪値、コレステロール値などの異常を

指摘される人も増加しており、これらの人は脂肪肝予備群といえます。

 

脂肪肝は近い未来に動脈硬化を引き起こし、

脳疾患や心疾患の原因になる可能性があります。

 

ところが、脂肪肝と気づかず放置していたり、

わかっていても治療を受けない人が多いのも事実です。

 

脂肪肝の初期段階ではほとんど症状がでてきませんし、

すぐに重い肝障害に移行することもないので、

あまり怖いイメージがないのかもしれません。


ですが、アルコールの過剰摂取や肥満につながる食生活を改めないと、

肝臓は徐々にむしばまれていきます。


そして、糖尿病や脂質異常症が脳疾患や心疾患のリスクファクターに

なっているように、脂肪肝も血液循環を悪化させたり、

動脈硬化を誘発し、重大な病気につながることがわかっています。


つまり、脂肪肝も早い段階で治療しておかないと、

将来的に命にかかわる病気につながる可能性があるということです。


脂肪肝は初期段階であれば、生活習慣を改善するだけで治る病気です。

 

肝細胞にベターっとした脂肪のかたまり( 脂肪滴という) が蓄積して

肝機能が著しく低下してくる前に、定期的に検査を受けて、

適切な治療をしておくことが大切なのです。

 

 

 

脂肪肝は具体的にどんな病気?

肝臓には通常、全重量の3~5%の脂質が含まれています。

 

正常な肝臓の脂質は、約60%がリン脂質というもので、

残りがコレステロールや中性脂肪という構成です。

 

ところが、血液中の過剰な中性脂肪が肝臓に取り込まれて、

肝細胞の3 分の1 以上が中性脂肪の固まりに覆われ、

まるでガチョウのフォアグラのようになった状態が指肪肝です。

 

脂肪肝の原因は、2種類あります。

 

非アルコール性脂肪肝・・・過食や食生活の乱れ、薬などによるもの

アルコール性脂肪肝・・・お酒の飲みすぎによるもの

 

たとえば、炭水化物や糖質、脂質をとりすぎると

中性脂肪の原料になります。


そして、これが過剰に肝臓内に流入すると、

血液中への放出が追いつかず、肝臓に蓄積されてしまいます。

 

また、アルコールを大量に摂取すると、

肝臓はアルコールの解毒に追われ、代謝機能が低下します。

 

その結果、中性脂肪の分解力も落ちるので、

中性脂肪は肝臓に蓄えられてしまうことになります。


そのほか、糖尿病、脂質異常症といった

別の病気や薬物が原因となって脂肪肝になるケースもあります。


また、ホルモンの分泌異常や妊娠にともなって起こることもあります。

 

 

血液検査で脂肪肝があるときは工コーやCTで再検査が必要

脂肪肝の診断は、血液を採取して行う通常の肝機能検査(血液検査)と、

超音波検査(エコー)やコンピュータ断層撮影(CT)などで調べる方法があります。


一般的には、血液検査で脂肪肝の疑いがある場合に

エコーやCTで確定診断が行われます。


エコーでは、肝臓に脂肪がたまっていると

内部が白くキラキラ輝くように映ります。

 

CTでは、正常な肝臓と比較して黒っぽく映ります。


昔は、肝細胞の一部を採取して調べる方法(肝生検)が一般的でしたが、

現在はエコーやCTによる画像診断が主流になっています。

 

 

 

脂肪肝の種類と原因

アルコール性脂肪肝

酒の飲みすぎ。酒を飲みすぎると、

肝臓はアルコールの処理に追われ、中性脂肪の処理に手が回らなくなる

 

過栄養性脂肪肝

食べすぎによる栄養過多、肥満。

栄養のとりすぎによって脂肪酸が増え、中性脂肪が過剰に作られる

 

糖尿病性脂肪肝

糖尿病によるインスリン抵抗性、体全体の代謝の乱れ。

過食や肥満も原因になる。

 

薬物性肝障害による脂肪肝

ステロイド芯どの薬物による脂肪の代謝異常。

中性脂肪が過剰になる

 

栄養障害性脂肪肝

栄養素のアンバランス。

たんぱく質やビタミンが極端に少ない場合に起こる

 

急性妊婦症脂肪肝

妊娠後期 (36~40週)に発症する。

原因はよくわかっていない

 

非アルコール性脂肪肝(NASH)

酸化ストレスが原因とされる。

肝硬変や肝がんになることがある

 

 

 

脂肪肝を放っておいた先の末路

脂肪肝を放っておくと肝硬変になる

 

「健診で脂肪肝といわれたけど、体の異常は感じないし、気にしてない」

こんなサラリーマンが多いのではないでしょうか。


確かに、脂肪肝になっても痛くも捧くもありません。

 

それで、そのまま放置する人が多いのですが、

脂肪肝は長い年月をかけて肝臓をむしばみ、機能を低下させ、

最悪の場合、命にかかわる病気になることもあるのです。

 


肝細胞のミトコンドリアが傷つき、肝炎発症

とはいえ、一部の専門医や研究者を除き、

医師たちも、脂肪肝がそれほど危険な病気だと最近まで認識していませんでした。


これでは患者さんが、脂肪肝を放っておくのも当然かもしれません。


ところが、最近の研究で脂肪肝から肝炎、肝硬変、

肝がんへ移行するメカニズムがわかってきました。


まず、肝臓内に中性脂肪が蓄積すると、

肝細施のなかにあるミトコンドリアが中性脂肪を燃焼させようとします。

 

ですが、ミトコンドリアが働きすぎると、

逆に活性酸素を発生させてしまいます。

 

活性酸素とは、がんの発生や体の老化に

大きく関わっているとされる物質です。

 

それがミトコンドリア自体を傷つけ、

さらに、肝臓にベツタリついた中性脂肪を過酸化脂質という有害物質に変え、

ミトコンドリアを次々に破壊し、肝臓に炎症を広げていきます。


これがいわゆる肝炎で、

長期的に続くと肝臓あみに線維の網が増え、

やがて肝硬変に移行していきます。


それなのに、初期症状をほとんど自覚できないために、

冒頭のサラリーマン氏のように放置して、

みすみす症状を悪化させてしまうことになるのです。

 

 

 

脂肪肝の原因を取り除け

脂肪肝の疑いがある人、あるいはすでに脂肪肝になっている人は、

疲れる、食欲がない、だるい、などといった症状がでてくる前に、

きちんと治療をしておくことが大切です。


脂肪肝の治療は、まずその原因を取り除くことが大切です。

 

食べすぎやお酒の飲みすぎが原因なら、

食生活の改善と節酒・禁酒がポイントになります。

定期的な運動も効果があります。