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健康なおじさんを目指す

中年男性の健康がテーマです。

肝機能の検査結果の数値はこう読む

肝臓検査の数値の見方

肝臓検査の数値の見方

 

肝機能の検査結果で必ず載ってくる、AST(GOT)、ALT(GPT)の意味、知りたいですよね。

 

私も、どういう意味?と思って知りたくなり、いろいろ調べてみました。

 

 

AST(GOT)、ALT(GPT)の見方

・AST(アスパラギン酸アミノトランスフエラーゼ)

・GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)

・ALT(アラニン・アミノトランスフエラーゼ)

・GPT(グルタミン酸ルビン酸トランスアミナーゼ)


この4つの物質は肝細胞中に含まれている酵素で、何かが原因で肝細胞が破壊されると、血液中に流れ出てきます。

 

なので、これらの数値が高ければ高いほど、肝炎や脂肪肝など、肝臓になにか障害が起こっていることが予想されます。


ちなみに、基準値は次のとおりです。


・AST(GOT) 基準値=10~40[U/リットル]
・ALT(GPT) 基準値=5~45[U/リットル]


各種肝炎、脂肪肝、肝硬変などがあるとこの4つの肝臓検査の基本的指数が異常値を示すという事になります。


ちなみに、ALTは正常範囲でも30[U/リットル]以上の場合は注意が必要です。

 

AST(GOT)とALT(GPT)の数値からは次の肝障害が推定されます。

①ASTとALTがともに高い

 急性肝炎

 

②ASTがALTより高い

 肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害、線維化の進んだNASH(ナッシュ)(非アルコール性脂肪肝炎)

 

③ALTがASTより高い

慢性肝炎、脂肪肝

 

 

γ-GTP(γ-GT)の見方

次の肝臓検査の指数は、γ-GTP(γ-GT)で、アルコール性肝障害にかかっている人の多くはこの数値が上昇してます。


γ-GTP(γ-GT) 基準値=0~60[U/リットル]


γ-GTP(ガンマ・グルタミル・トランスぺプチターゼ)は、肝細胞内に存在する胆道系酵素です。

 

アルコールに敏感に反応する性質を持つので、アルコール性の肝障害の判断には欠かせない検査指数だそうです。

 

日ごろからお酒を飲み続けている人の約50%、アルコール性肝障害のある人は先ず間違いなく100%、この数値が上昇しています。

 

また、お酒を飲まないのにγ-GTPが高い人は、肝臓の酸化ストレスが原因のケースがあります。

 

 

ALP(アルカリフォスフアターゼ)の見方

ALP(アルカリフォスフアターゼ)は、肝炎や肝硬変で黄疸が出ると高くなります。

 

ALP(アルカリフォスフアターゼ)は、γGTPと同じ胆道系の酵素で、肝臓で合成されるリン酸化合物を分解する働きをもっています。


ALP 基準値=104~338[U/リットル]


肝臓に異常が起こり、胆汁の通り道である胆道に障害が発生すると、ALPは胆汁中に排出されず、血液中に溶け込んでしまうので、この数値が上がります。

 

ALPは、肝炎、慢性肝炎、肝硬変などの肝障害の他、胆石症、胆管炎、胆道がん、膵臓がん、甲状腺疾患でも上昇しますが、胆道系の病気のときは、肝障害に比べて数値が急上昇するので区別できます。

 

また、ALPが特に高くなる肝臓病に原発性胆汁性肝硬変、硬化性胆管炎があります。

 

 

ch-E(コリンエステラーゼ)の見方

ch-E(コリンエステラーゼ)は、急性肝炎や肝硬変、脂肪肝を示す指標です。


ch-E(コリンエステラーゼ) 基準値=245~495[U/リットル]


肝臓で合成される酵素で、常に一定量が血液中に存在します。急性肝炎や肝硬変で低値を示し、逆に脂肪肝、糖尿病で高値を示します。

 

また、肝臓のたんぱく質合成能力が落ちてくると低下してきます。

 

なので、低値の場合は肝炎や肝硬変の重症度を測る目安になります。逆に、脂肪肝や肥満、糖尿病などではこの数値が高くなります。

 

これはコリンエステラーゼが蛋白質だけでなく、脂質代謝の影響を受けて増加するからです。

 

 

肝臓検査の数値

 

血清総たんぱく(TP)の見方

血清総たんぱく(TP)は、肝機能低下で下がります。

 

血清総たんぱく検査は、血液中に含まれる蛋白質の総量を調べる検査です。

 

血清のたんぱく質は体の代謝をスムーズにする働きをもっていて、常に体内で合成されたり、壊れたりしています。

 

肝臓が健康であれば一定量が維持されます。

 

ところが、急性肝炎や肝硬変といった肝障害が起きて肝機能が低下してくると、この数値が徐々に低下してきます。

 

自分は、これを結構みてます。見方が簡単で、「下がれば危険でしょ」みたいな。

 

 

TTTとZTTの見方

TTTとZTTは、ウイルス性肝炎や肝硬変になると上昇します。

 

体内に細菌やウイルスなどの異物(抗原)が侵入すると、抗体という一種のたんぱく質(免疫グロプリン)が合成されます。

 

TTT(チモール混濁試験)とZTT(硫酸亜鉛混濁試験)は、その免疫グロプリンを測る指標です。


TTT 基準値=0.5~6.5[U]
ZTT 基準値=2.3~12.0[U]


ただし、両者ともに脂肪肝やアルコール性肝炎では数値が上がりません。

 

TTTはA型肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、原発性胆汁性肝硬変や糖尿病、脂質異常症で数値が上昇し、ZTTはウイルス性慢性肝炎、肝硬変、肝がんで上昇します。

 

ちなみに、ZTTこそ病気を見つける最も重要な検査項目の1つです。

 

他の血液検査で異常がなくても、ZTTが高ければ、AIDS(後天性免疫不全症候群/エイズ)やC型肝炎などの慢性ウイルス感染症、膝原病や自己免疫疾患などが隠れている可能性が高いからです。

 

また、ZTTは免疫グロブリンの量と相関するので、病気の活動性を見る指標としても重要です。

 

というわけで、この指標も良くみてます。最重要と言われれば見ざるを得ないので。。

 

 

血清総ビリルビンの見方

血清総ビリルビンは、胆のう、勝臓の疾患、肝硬変になっていないかを示す指標です。ピリルピンとは血液を構成する成分の1つ、赤血球中のヘモグロビンから作られる色素です。


血清総ビリルビン 基準値=0.2~1.0[mg/dl]


1つの赤血球が役割を終え、壊れる時に水に溶けにくいピリルピンが出てきます。

 

これを間接ビリルピンといい、肝臓の酵素の働きで水に溶けやすい直接(抱合)ピリルピンに変わります。

 

ただし、肝臓で処理しきれなくなると、血液中に増加し黄痘の原因になります。

 

このような場合には、赤血球の異常や、肝細胞のビリルピンの取り込みが体質的に悪い状態(体質性黄痘)が考えられます。

 

一方、肝臓に急性肝炎や肝硬変といった障害がある場合や、胆石症、胆管がん、勝臓がんなどで胆道系が閉塞状態になると、直接ピリルピンが増加する傾向を示します。

 

 

ICG(インドシアニングリーン)

ICGはインドシアニングリーンという緑色の試薬の略で、

それを使用するICG試験というのは、

インドシアニングリーンを静脈注射した日分後に採血し、血液中の色素がどの程度残っているかを調べる検査です。

 

残量が20%を超えると、肝硬変の危険があります。


ICG 基準値=0~10[%](15分停滞率)


ICGが血液に入ると、そのほとんどは肝細胞に吸収され、胆汁の中に排出されます。 肝臓に異常があると、そのまま血液中に残ってしまいます。

 

肝機能が正常であればICGの数値は10%以下ですが、肝炎により肝細胞障害があるときや、肝硬変で肝臓内の血流が迂回しているときはこの数値が高くなります。

 

 

血中アンモニア

数値が回を超えると肝性脳症の可能性があります。


血中アンモニア 基準値=18~70[μg/dl]


血中アンモニアは、腸内の細菌がたんぱく質に作用して発生させる有害な物質です。

 

肝臓が正常に機能していれば、このアンモニアを尿素に変えて体外に排出するので増加することはありません。

 

肝硬変や劇症肝炎になると肝臓の解毒作用が働かず、アンモニアが血液中に増え、解毒できなかったこの数値が上昇します。

 

肝硬変の末期になると、アンモニアが脳にまで達し、中枢神経が障害され、手が羽ばたくように震えたり(はばたき振戦)、奇異な言動をとったり、性格が変わったりします。

 

これが肝性脳症であり、命にかかわる極めて危険な状態です。

 

 

血清総コレステロール

コレステロールは動脈硬化の元凶といわれますが、肝硬変になると、逆にコレステロールは減少します。

 

それを表す指標が、血清総コレステロールです。

 

この数値が低すぎると肝硬変が疑われ、吉岡い場合は動脈硬化、心臓病につながる可能性があります。

 

血清総コレステロール 基準値=150~219[mg/dl]


脳血管障害や心臓血管障害を引き起こす動脈硬化の元凶といわれるコレステロールですが、実は生命維持には欠かせない重要な物質で、一定量を維持しなければ問題がでてきます。

 

この検査では、血液中(1dl)に含まれるコレステロールの総量がわかります。人は必要なコレステロールの10%を食物から取り込み、残りの90%は肝臓が合成しています。

 

したがって、肝機能が低下すると、肝臓でコレステロールが十分に合成されないため、血液中のコレステロールが減少します。

 

逆に胆のうや胆道に異常が起こると、余分なコレステロールが胆汁中に排出されにくくなるので、血液中のコレステロール量は多くなります。

 

また、甲状腺ホルモンの低下によってもコレステロールは上昇します。

 

 

以上が、肝機能の検査結果の数値の意味と見方です。


手元に肝臓検査表がある人は、このページを見ながら数値をチェックすることをお勧めします。

 

もしかすると、肝臓病ギリギリラインかも・・・!