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老眼は手術で治療する時代に。レーシック以外にも最新手術が続々

老眼 治療 治療

老眼は治すことはできない。なぜなら、老化現象のひとつだから


という意見が、少し前までの眼科診療の現場での前提だったそうです。


ところが近年、その前提が少しずつ崩れつつあります。


昨今の著しい医療技術の進歩で、老眼を外科的に「治療」することが可能になってきています。

老眼の治療と最新手術

「老眼レーシック手術」で老眼が治せる時代に

その中でも一番世の中の認知度が高い手術と言えば、レーシックではないかと思います。


ただ、レーシック手術って何?と聞かれると、正確に答えれる人は殆どいないのではないでしょうか。


レーシック手術の内容を簡単に説明すると、瞳の角膜をレーザーを使って薄く削って厚さを調節することで、網膜で合ってなかったピントが合うように改善されるという施術内容になります。


レーシック手術は、近視を矯正するものというイメージが強いかと思いますが、最近は、老眼治療でもこの技術が使われています。


老眼治療に使われるレーシックですが、2種類存在します。


「遠視レーシック」と呼ばれる方法と「モノビジョンレーシック」と呼ばれる方法の2種類です。


モノビジョンレーシック

【治療法】
これは、両目で合わせるピントを変えるという方法。


片方の目(通常は利き目)が「正視」に、もう片方の眼が「近視」になるように角膜を削ります。


そうすることで、「近視」の目で手元を、「正視」の目で遠くを と、近くも遠くも見られるようになるわけです。


手術直後には、ぼやけた感じや、人によっては異物感や違和感を覚える場合もあるかも知れませんが、一晩たてば、だいたいは軽減し、約3週間11カ月ほどで視力は安定していきます。



【メリット&デメリット】
〇メガネなしで、遠くも近くもある程度見えるようになる。
×視力に左右差が起こるため、立体視が低下する。
×その見え方に慣れるまで、1~3カ月かかることも。


【向く人&向かない人】
〇近視、遠視、乱視、老眼がある人で、老眼鏡を使用したくない人。
×車の運転を長時間する人、細かい作業を頻繁に行う人。


遠視レーシック

【治療法】
近視矯正のレーシック手術での角膜の削り方が凹状なのに対しては、こちらは凸状。


そうすることで、もともと正視・遠視だった目を、「近視寄り」の目にします。


そのため、手術後、見え方に違和感を覚えることもあります。


人によっては、視力が安定するまでに1~3カ月くらいかかることもあります。


【メリット&デメリット】
〇メガネなしで、中ー近距離が見えるようになる。
×遠距離が少し見づらくなる。
×細かい文字を読むときには、老眼鏡が必要となることも。


【向く人&向かない人】
〇遠視、乱視、老眼があり、若い頃から裸眼視力が2.0や1.5である人。
○近距離の視力を重視したい人。あるいは目の疲れを軽減したい人。
×近視の人。




ピンホール効果を使った「アキュフォーカスリング」

次に紹介するのが、「アキュフォーカスリング」を使った老眼用手術です。


小さい穴を通して見ることで、ピントが合わせやすくなることを「ピンホール効果」といいます。


このピンホール効果を使ったのが、この手術方法です。


【治療法】
片目(通常は利き目ではない側の目)の角膜内に、レーザーで「ポケット」をつくります。


その中に、真ん中に穴のあいた黒いリング(コンタクトレンズより小さい、フッ化ポリビニリデン製のもの)を挿入。


そのリングの真ん中のピンホール越しにモノを見るわけです。


ちなみに、リングを挿入するのは、片目だけです。


手術した後の痛みが気になるかと思いますが、全くと言ってよいほど痛みが残ることはないそうです。


違和感があるとしても、1日程度です。


効果は半永久的。


ただし、見え方に慣れるまでに1~3カ月程度かかります。


【メリット&デメリット】
〇メガネなしで近くが見やすくなる。一方、遠くの見え方には変化なし。
×リングを挿入した側の目では、入ってくる光の量が制限されるため、多少暗く感じる。ただ、両眼視では、手術前と明るさに大差なし。
×眼底検査で不都合が出る場合がある。


【向く人&向かない人】
〇遠視や近視が軽度で、老眼の人。
×中度以上の近視や乱視がある人。



遠視で老眼が気になる人には、「伝導性角膜形成」

「伝導性角膜形成」は、血管や心臓、歯科手術などで用いられる高周波を使った手術です。


目を切ったりせず、また黒目にも触れないので、安全性が高いといわれています。

ただ、手術後1年5数年で元に戻ってしまうため、再手術が必要になります。


【治療法】
角膜の周辺部の8~16カ所に高周波を円形に照射。


そこにあるコラーゲンが収縮し、角膜のカーブをきつくします。


すると近距離が見やすくなります。


手術後の痛みはなく、翌日から普通の生活に戻れます。


見え方に慣れるまでには通常1~3カ月くらい必要です。


【メリット&デメリット】
〇遠視の矯正ができ、老眼鏡を使用せずにある程度手元が見えるようになる。
×基本的に片目のみに施術するため、両眼視で効果が低下する。
×人によって、ギラつき(グレア)や、にじみ(ハロー)が出ることも。


【向く人&向かない人】
〇遠視で、老眼の人。
×車の運転を長時間する人、細かい作業を頻繁に行う人。



眼内レンズを使った手術

「マルチフォーカルIOL」と呼ばれる眼内レンズを使った施術があります。


この手術は白内障患者によく利用されるのですが、施術内容はと言うと、先ず水晶体を除去して、水晶体の代わりに眼内レンズを設置するという施術になります。


【治療法】
マルチフォーカルIOLで使用される眼内レンズは、遠近両用レンズになります。


遠近両用レンズというのは遠視、近視の両方に対応するために焦点が複数個所に合わせることが可能なように設計されてるのが特徴です。


手術した後は、全くと言っていいほど痛みが残るケースはないようですが、直後に異物感や違和感が生じるケースもあるようです。


ただし、数日でなくなります。


マルチフォーカルIOLは水晶体を取り除くといった負荷の高い手術ですから、手術した後の2週間ほどは、安静にして特に目を保護してあげないと駄目です。


そして、眼内レンズが身体に馴染んで、視力が定まってくる迄に2週間から3週間は必要になります。


個人差があるので場合によっては眼内レンズが安定する迄に1か月から3か月を要するときもあるようです。


また、眼内レンズの中央固定が大事であり、特殊なレーザー技術を使った白内障手術の開発・応用も進んでいます。


【メリット&デメリット】
〇遠くも近くも、ある程度、メガネなしで見えるようになる(ただし、細かい文字は老眼鏡が必要)。
〇乱視矯正レンズを使えば、乱視の矯正も可能。
×薄暗い場所では、文字等が読みづらいことも。
×レンズの種類によっては、夜間の街灯や自動車のヘツドライトに対し、ギラつきやにじみを感じることも。


【向く人&向かない人】
〇白内障のある人で、老眼鏡をかけたくないという人。
×目を酷使する仕事についている人。



老眼の最新治療は、すべての人が受けられるわけではない

老眼の最新治療法として5つご紹介しましたが、いずれの手術も、合う人・合わない人がいます。


とくに、次に該当する人は、 一般的にどの手術にも不適合とされています。


・目の病気を持つ人(角膜疾患、ぶどう膜疾患、網膜疾患、など)

・角膜が薄い人、角膜内皮細胞の数が少ない人

・体に重篤な疾患を持つ人(糖尿病、鷹戚病、免疫不全、など)

・向精神薬や、抗不整脈薬を長期にわたって服用している人

・妊娠中の人、授乳中の人


これ以外にも、その人の目の状態により、受けられない場合もあります。


そのためにも、手術前の検査がとても重要です。


専門医の説明を十分に聞き、自分自身できちんと理解した上で、自分に合った治療法を選択するようにして下さい。




老眼鏡の選び方

老眼の症状を感じはじめたとき、多くの人が思うことは、「そろそろ、老眼鏡を買わなくちゃなあ 」かも知れませんね。


でも、あまり早い時期から老眼鏡に頼ってしまうのはお勧めしません。


それよりもまず、眼の筋肉を鍛えるトレーニングをやってみてください。


老眼鏡に頼って、目の老化防止ケアを怠ってしまえば、目は老けていく一方。


つまり、老眼の症状は進むばかりです。


せっかく、目の若さを維持するトレーニングがあるのですから、それを活用しない手はありませんよね。


ただ、現状で老眼がそれなりに進んでいるのだとしたら、トレーニングだけでは、なかなか手元の見えづらさ等が改善しない場合もあります。


その場合は、トレーニングをしつつ、必要に応じて老眼鏡を利用したほうがいいでしよう。


では、その場合、どのような老眼鏡を選べばいいのでしょうか。



老眼鏡は多種多様。ライフスタイルで選ぶこと

老眼鏡は、「単焦点レンズ」「多焦点レンズ」の2つの種類に大別が可能です。


単焦点レンズとは、文字通りピントを1か所にだけ合わせるタイプのレンズです。


これに対して多焦点レンズとは名前の通りで、複数の箇所にピントを合わせることができるレンズになります。


多焦点レンズは更に3種類のタイプに分類が可能です。


、2つのピントが合わせられる「2重焦点レンズ」、3つのピントが合わせられる「3重焦点レンズ」、遠用から近用まで、境目を目立たせずにだんだんとピント変えられる「累進多焦点レンズ」の3つがあります。



1つ目が「2重焦点レンズ」と呼ばれている、ピントを2つ合わせることが可能なタイプ。


2つ目が「3重焦点レンズ」で、2重焦点レンズより1つ多いピントを合わせることが出来るタイプ。


3つ目が、「累進多焦点レンズ」と呼ばれている遠用と近用の両方に使うことが可能なレンズです。境界を感じさせずにピントを変えらる点が特徴にになります。


とりあえず、手元の見えづらさを解消したいという場合であれば、近見用の「単焦点レンズ」がいいでしょう。


遠くを見る際には取り外す手間が要りますが、多焦点と違って、慣れるのに時間がかからず、疲れにくいというメリットがあります。


一方、単焦点レンズは1枚で近くも遠くもピントが合わせられるので、取り外す手間が要りません。


その分、慣れるまでには違和感があるかも知れません。


たとえば、「2重焦点」や「3重焦点」のものでは、レンズの境目があり、それが気になるという人もいます。


これらの欠点をフォローしてくれるレンズが「累進多焦点」と呼ばれるレンズになります。


けれど、累進多焦点レンズでも、色々な距離に対してピントを合わせらますが、面積が小さいので、見え方が苦にならない程度になるにはそれなりの期間が必要になるケースもあるようです。


つまり、どのタイプにも一長一短があるのです。


なので、どのタイプを選ぶかは、ご自分が老眼鏡を使って、何をメインに見たいのかがポイントになります。


例えば、次のようにポイントを絞れるかと思います。


①毎日の生活の中で、近くのモノを見ることが多いのか。

②仕事等の関係で、近くも遠くも見られたほうがいいのか。

③その場合、取り外す手間が気になるか、気にならないか。


こんな具合に、ご自分のライフスタイルを振り返りながら、用途に合った老眼鏡を選んでいきましよう。


それともうひとつ、老眼鏡とのつきあい方で大切なこと。


それは、老眼鏡に100%完壁を求めないことです。


自分の目に完壁に合う老眼鏡を探すよりも、そこそこ合う老眼鏡をひとつ持ち、「見づらいな」と感じたときに使う。


それが、老眼鏡と上手につきあっていく最大のコツだと知り合いの眼科医によく言われます。。




老眼用コンタクトレンズってどうなの?

メガネが苦手な人は、「老眼用コンタクトレンズ」という選択肢もあります。


これまでメガネに縁がなかった人の場合、「老眼鏡」をかけることに抵抗を感じることが少なくないようです。


そんな人にお勧めなのが、老眼用の「コンタクトレンズ」 です。


現在、老眼鏡と同じく、色々なタイプの老眼用コンタクトレンズが作られています。


コンタクトレンズの種類ですが、ご存知の通り「ハードレンズ」と「ソフトレンズ」の2種類が存在しますよね。


それで、ハードとソフトの違いというのは、装着したときの感じと物の見え方というのも、ひょっとするとご存知かも知れません。


感じ方は人それぞれなので、試しに両者をつけてみて、自分にフィットするものを選ぶといいでしよう。


ご参考までに、生活パターンごとで、ハードとソフトのどちらがお勧めかを挙げておきましよう。


「ハード」がお勧めの生活パターン
仕事等で、パソコン作業が多い
スポーツが趣味(激しいスポーツ以外)
夜勤のあるお仕事

「ソフト」がお勧めの生活パターン
外回りが多いお仕事
激しいスポーツ(ラグビーやバスケットボール、サッカーなど)が趣味


いずれにしても、コンタクトレンズは、メガネほど簡単にかけたり外したりができるわけではありません。


しかも、遠近両用の多焦点レンズの場合、慣れるまでに時間がかかります。


なので、老眼による見えづらさの解消には、「コンタクトレンズ」よりも、「メガネ」 のほうが使い勝手がいいといのが口コミ評価の一般的な意見です。


これは、近視等で通常のコンタクトレンズを使用している人にも言えます。


具体的には、手元が見えづらいときには、いまのコンタクトレンズを装着したまま、老眼鏡をかける。


実際、そのほうが、目の疲れが少ないのではないかと思います。


それから、老眼用のコンタクトレンズの使用を避けて欲しいときがあります。


それは「夜間の車の運転時」。


老眼用のコンタクトレンズは、暗い中では見え方が著しく低下するため、事故につながりかねないからです(通常のコンタクトレンズの装着はoKです)。