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健康な中高年を夢見て

健康な中高年になるべく、健康について調べたことを纏めています

中性脂肪が高いと悪いのはなぜ?中性脂肪にも役割がある。

中性脂肪が高いと悪い

中性脂肪の役割

そもそも中性脂肪って何なのか。


中性脂肪という言葉を聞いたことがあり、「肥満の原因?」ということは薄々知っていても、実際にそれが何であり、どんな働きをしているのか。


そこから調べてみました。




我々は食べ物からエネルギー源を得ます。


そのエネルギー源の一部は体に蓄えられます。


具体的には、食事で得たエネルギー源は形を変えて肝臓や細胞内に蓄えられます。


これこそれが中性脂肪なんだそうです。


つまり、食事を通して身体に摂取される糖質、たんぱく質、脂質などの、エネルギー源の原料である栄養素は、最後には全部が中性脂肪になって体に蓄積されるワケです。


学者さんの言葉を借りると、「長い飢餓との闘いの歴史なかで人類が身につけてきた、生き残るための術」こそが、中性脂肪なんだそうです。


中性脂肪の役割、それは体のエネルギー源ということ。


なので、仮に身体に蓄積されるべき中性脂肪が激減して不足状態になると、人はエネルギー源を失うため健康を損ない、最悪の場合、命の危険すら出てくると言われてるそうです。


中性脂肪は、決して「身体に不要な物ではない」というワケですね。


多いから問題になるということです。


ちなみに、中性脂肪は、体のエネルギー源以外の役割も持っています。


こちらも、人が生きていく上で大切な機能です。


その中の1つが、外部からの圧力や衝撃から身体を守ることです。


例えば、お尻に中性脂肪が仮になかったら、硬い所に座る度に激痛で大変な目に遭うと言われてます。


お腹の皮下に中性脂肪が多く存在するのも、骨格に防御されてない内臓を守るたです。

身体の防御以外では、中性脂肪は体温維持にも力を発揮しています。




人間の体内には4種類の脂質が存在します

脂質というのは、脂肪に分類される成分の総称です。


そして、人間の体内には4種類の脂質が存在するそうです。



中性脂肪
主な役割
エネルギー源(貯蔵用)
体温の維持
外部からの刺激に対する緩衝材


コレステロール
主な役割
細胞膜の構成材料
胆汁酸、副腎皮質ホルモン、性ホルモンの材料


リン脂質
主な役割
細胞膜の構成材料
水に馴染み難い物質の親水性化


遊離脂肪酸
主な役割
エネルギー源(即利用)



中性脂肪、②コレステロール、③リン脂質、④遊離指肪酸の4 種類です。


この4種類の脂質のうち、コレステロール知名度高いですよね。


TVなどでも度々話題になるコレステロールは、健康に有害な物質という認識が一般的ですが、実は大切な人間の健康を保つ上で重要な役割を担っている脂質になるそうです。

このコレステロールとリン脂質という成分は、たんぱく質と合わさると、細胞の膜を構成する材料になります。


コレステロールには他にも役割があります。


例えば、胆汁酸や副腎皮質ホルモン、性ホルモンの材料にもなります。


遊離脂肪酸は余り耳にしたことがないかも知れませんが、重要な成分です。


中性脂肪がリパーゼという酵素によって分解された際に生成される脂質です。


即使われるエネルギー源としての役割を担っています。




中性脂肪が増えると悪いのはなぜ?

中性脂肪の増加が喧しく言われるのは、生活習慣病に深いつながりがあるからだと言われています。


中性脂肪の過剰蓄積により動脈硬化を発症してしまうことが、根底にあるそうです。


ご存知の人も居るかも知れませんが、動脈硬化というのは、心臓病や脳疾患など命を落とし危険の高い重病の引き金になっています。


数年前から、メタボリツクシンドロームがメディアを賑わせてますよね。


メタボの診断基準の1つが、胴回りの長さ。つまり、ウエスト周囲径です。


エスト周囲を計ることで、内臓脂肪の蓄積状態を確認しているワケです。


中性脂肪が正常値より過剰に体内に存在していると、実に多くの病気の引き金となり得ます。


肥満、糖尿病、急性膵炎、痛風脂肪肝、低HDコレステロール血症、動脈硬化症、高血圧症、狭心症心筋梗塞脳梗塞脳出血、大動脈瘤など、パっと思いつくだけでも、これだけ有ります。


中性脂肪の過剰蓄積が、生活習慣病の発病に深く関係していることが、このことからも窺い知れますよね。




中性脂肪の過剰摂取はどうやって発生するのか

体内の中性脂肪の量が正常値をオーバーするということは、エネルギーを摂取し過ぎということです。


和食より洋食、野菜より肉、小腹が空いたらコンビにへ。代謝の活発な10代、20代は害が表にでてこなかった食生活の乱れっぷりが板につき、改善できないまま30代、40代に突入。


食べる量は減ったけど、不定期な食事時間と、月1回の居酒屋メニューのせいで、体内の中性脂肪は必要以上に増加し、体内にどんどん蓄積していくというワケです。


これが、肥満です。


中性脂肪に関する研究が進むほど、過多な中性脂肪が健康に悪影響を与えていることが明らかになってきたというのは前述のとおりです。


食事の欧米化に伴う中性脂肪の正常値を上回る症状、それにより引き起こされる肥満というのは、色々な生活習慣病の苗床であるのは言うまでもないと思います。


そして、肥満を防ぐ、或いは改善することを行い、生活習慣病を治療するためには、中性脂肪の過剰な蓄積がどうして悪いのかをちゃんと知ることが必要と言われてます。


そうしないと、病院で血液中の中性脂肪値を正常範囲内にコントロールする処置を施したとしても、本人の意思がなければ元に戻ってしまうからだそうです。




肥満には皮下脂肪型と内臓脂肪型の2種類がある

肥満には2種類あるってご存知でしたか?


①皮下脂肪型肥満と呼ばれる、皮膚の下に脂肪がたまる症状と、②内臓脂肪型肥満と呼ばれる、肝臓や小腸など内臓のまわりに脂肪がたまる症状の2種類です。


体型の特徴から、皮下脂肪型肥満は洋なし型肥満、内臓脂肪型肥満はりんご型肥満という別名があります。


皮下脂肪型肥満が洋ナシ形と言われるのは、世間で下半身デブ型と呼ばれる体型になるからです。


下半身のお尻、太ももに脂肪が蓄積する特徴があり、一目で肥満とわかります。


一方、内臓脂肪型肥満がリンゴ型と呼ばれるのは、お腹だけがぽっこりと出る体型にあります。


お腹以外は痩せている内臓脂肪型の肥満は、一見して肥満とは判別しづらいという特徴があります。


自分は痩せてるから肥満なんてありえないなぁと思ってる人でも、身長と体重から計算するBMIが25以上の人は要注意。


BMIが25以上で、胴まわりが男性の場合85cm以上、女性の場合90cm以上の人は、内臓脂肪型肥満かも知れません。


ほんとに内臓脂肪型肥満かどうかを判定するには、腹部のCT 検査を通して実施します。

お臍の位置をCT検査して、内臓脂肪の面積が100平方cm以上だったら、内臓脂肪型肥満に認定です。。


傍から見ると体型としては痩せ型に見える人でも、医者による診断の結果、肥満とされる場合があるので注意が必要ですね。




内臓に脂肪が蓄積し易い性質の人

内臓脂肪型肥満は女性より男性、若人より中高年に多いという傾向があるそうです。


更に、洋食ばかりで高カロリーの食事、特にお酒、お菓子などが好きな人、たばこを吸う人に皮下脂肪型肥満が多いとのこと。


一方で、内臓脂肪型肥満になり易い人は、運動不足の人だそう。


ちなみに、どちらかと言えば内臓脂肪型肥満のほうが生活習慣病に罹る危険性が高いそうです。




内臓脂肪型肥満はあらゆる生活習慣病の温床に

内臓脂肪型肥満のほうが生活習慣病になる危険が高いのはなぜか。

それは、内臓脂肪の蓄積によって中性脂肪が増え、善玉コレステロールが減るからだそうです。


内臓脂肪は体の中で分解と合成を活発にくり返しているとのこと。


内臓脂肪が遊離脂肪酸に分解され、肝臓に流れ込むと中性脂肪に再合成されるそうです。


中性脂肪と善玉コレステロール(HDL)は、一方が増えるともう一方が減る関係にあるとのこと。


つまり、中性脂肪が増えると善玉コレステロールHDLが減少していってしまうワケです。


善玉コレステロールHDLの役割として、血管の壁にこびり付いた悪玉コレステロールLDL除去する働きがあるそうです。


なので、善玉コレステロールHDLが減少すると悪玉コレステロールLDLの除去が滞ってしまって、徐々に血管が狭く脆くなり、動脈硬化が段々と進行していってしまうわけです。


これが、内臓脂肪型肥満が怖いと言われる理由です。


また、内臓脂肪が過剰蓄積してる人は、高血圧、脂質、異常症、糖尿病など、複数の生活習慣病の症状を持つケースも多いそうです。


理由として、内臓脂肪が生活習慣病の原因といわれてる生理活性物質を分泌しているからとのこと。


たとえば、インスリンの効きを悪くして血糖値を上げるTNF-αや、血圧を上げるアンジオテンシンノーゲンなどが挙げられます。




中性脂肪を運ぶ「リポたんぱく」とは

中性脂肪は正常値であれば、体を動かすエネルギー源として、血液によって体中に運ばれます。


ですが、ここで1つ問題が。


中性脂肪は脂なので水に近い性質を持つ血液には溶けません。

血液を通して体中に巡らそうと思っても、中性脂肪は分離したまま上へ上へと浮いてきてしまい、思うようにはいかないでしょう。


そこで、人間の体には、中性脂肪を親水性の高いたんぱく質とリン脂質で囲って球形の状態にしてから、血液の中を流れやすくする機能が備わっているそうです。


この中性脂肪を包む働きをするたんぱく質を「アポたんぱく」いい、脂肪を包んだ球状そのものを「リポたんぱく」というそうです。


リポたんぱくの「リポ」は油の意味とのこと。


中性脂肪コレステロールといった脂質を包み込んむ役割を持つたんぱく質がリポたんぱくなんだそうです。



ちなみに、リポたんぱくは、次の5つに分類できます。

HDL(善玉コレステロール)
LDL(悪玉コレステロール)
lDL
VLDL
力イロミクロン


なんと、コレステロールも実はリポたんぱくなんですね~。


5種類の中で一番大きいのがカイロミクロンと呼ばれるリポたんぱく。中身の9割は中性脂肪だそう。


カイロミクロンは食事から摂取した脂肪を材料に小腸で生成されるそうです。


VLDLは肝臓で生成されて、中性脂肪(トリグリセライド)を多量に含んでいるとのこと。


故に、トリグリセライド・リッチ・リポたんぱくとも呼ばれるそうです。


内臓脂肪の蓄積が進むと、VLDLの合成量が増えると考えられています。



5種類のリポたんぱく
HDL(善玉コレステロール)
末梢組織から余分なコレステロールを肝臓に運ぶ。
また、中性脂肪を分解する。



LDL(悪玉コレステロール)、IDL
コレステロールを末梢組織に運ぶ。
また、末梢組織で、コレステロール代謝を調節する



VLDL
肝臓で合成された脂質を末梢組織に運ぶ。
また、コレステロール代謝を調節する。



カイロミクロン
食物から吸収した脂質を肝臓に運ぶ。
また、コレステロールの合成を調節するほか、脂溶性ビタミンも運ぶ。



体内を運ばれるリポたんぱくのうちカイロミクロンやVLDLはリパーゼに分解され、中身の中性脂肪はエネルギー源として細胞に取り込まれます。


そして、中性脂肪以外の成分からHDLが生まれ、残った部分から更にレムナント(残り物)と呼ばれる物質が生成されます。


これらが分解・吸収をくり返して肝臓や細胞内に蓄積され、動脈硬化など重大な障害を引き起こす原因になるそうです。




脂質異常症はどんな病気?

脂質異常症は血液中の脂質の増加が原因で発症するそうです。


血液中のコレステロール中性脂肪などの脂質の量が異常値を示している状態だそうで、(高脂血症)と呼ばれてます。


脂質異常症の血液はとにかくドロドロだそうで、脂質や糖質のとりすぎが原因のようです。


数年前から、脂質異常症の患者数が急増してるとのこと。


大きな原因として考えられているのが、食生活の欧米化に伴う動物性脂肪の摂取量の増加だそうです。


更に、交通機関の発達による運動不足、アルコール摂取量の増加も原因の1つとして推測されてる模様です。


ちなみに、厚生労働省の調査結果を参考にすると、50歳以上の男性の2人に1人、女性の3人に1人が脂質異常症なんだとか。。

ということは、日本における中高年の30%~50%が脂質異常症になります。


インフルエンザが大流行しても、ここまで患者数が増えることはありません。


それだけ、危険な状態にあるということかと思います。




2種類の脂質異常症

脂質異常症には、高中性脂肪血症と、高コレステロール血症の2種類があるそうです。


コレステロール血症は昔から知られてるそうですが、最近では高中性脂肪血症にも注目が集まってるとのこと。


脂質異常症動脈硬化の予防、改善というとコレステロールばかりに目がいきがちですが、中性脂肪にも気をつけないと駄目ということですね。


ちなみに、同じ脂質異常症でも、高中性脂肪血症と高コレステロール血症では、体への影響内容、治療方法がガラリと変わるそうです。


なので、脂質異常症と診断された場合は、自分がどのタイプの脂質異常症なのかをお医者さんからちゃんと聞いておきましょう。


近年では、2種類の脂質異常症に一緒に発症してる場合も稀ではないそうです。


脂質異常症は痛みなど自覚症状は無いですし、治療しないと今にも命が危ないという病気でもないです。


なので、脂質異常症とお医者さんに診断されても直ぐに治療に当たらない人が大抵なんだとか。


しかし、脂質異常症が引き起こす動脈硬化、日本人の三大死因をなす脳血管疾患や心疾患とおおいにかかわっていることを考えると、けっして見過ごすことができない病気なのです。



甘いものが好きで間食の多い人
脂肪分の多いものばかり食べている人
食事時間が不規則な人
お酒を飲みすぎる人

こんな人は危険信号が既に点灯してるかも知れません。




中性脂肪は悪玉コレステロールを増やす

中性脂肪、HDL(善玉コレステロール)、LDL(悪玉コレステロール)の3者は、各々が影響を与え合いながら、健康の良し悪しに深く結び付いてるそうです。


中性脂肪が増えると、HDL(善玉コレステロール)減少してしまう。


TVの健康番組などで度々登場するフレーズですよね。


中性脂肪が増えると、HDL(善玉コレステロール)減少してしまう仕組みは専門的過ぎるので割愛しますが、要点はリポたんぱくの分解と生成の結果、中性脂肪とHDL(善玉コレステロール)の増減には反比例の関係があるという点です。


HDL(善玉コレステロール)の役割は血管の壁に付着してる不要な脂質を除去することですので、、HDL(善玉コレステロール)が減少すると動脈硬化のリスクが上がることはイメージし易いかと思います。



中性脂肪が増えると、LDL(悪玉コレステロール)増加してしまう。


これも、TVの健康番組などで度々登場するフレーズですよね。


なぜ、中性脂肪が増加するとLDL(悪玉コレステロール)が増加するかと言うと、VLDLが増えるからだそうです。


VLDLは中性脂肪を含んでますが、分解されるとリポたんぱくのIDLになるという事は前述のとおりです。


そして、このIDLは肝臓に取り込まれるとLDL(悪玉コレステロール)になってしまいます。


中性脂肪が増える→VLDLが出来やすくなる→VLDLが増えると分解で生成されるIDLやLDLも増える、というワケですね。


近年になって幾つかの研究機関より、高中性脂肪血症を患ってる場合、体内で生成されるLDL(悪玉コレステロール)の大きさが、一般的なサイズより小さいこと明らかになったという報告があるそうです。


専門用語的に、スモール・デンスLDLという呼び名が付いてますが、一般的なサイズより小さいLDLは、血管壁に取り込まれやすく、動脈硬化の危険性が高いと言われてるそうです。


中性脂肪血症はこんなところでも、身体に害を与えてるんですね。


過剰な食事は控えて、成人病とは無縁の人生を送りたいものです。