ソロ登山で山小屋泊!泊まり方と宿泊マナーについて!


ソロ登山の宿泊は山小屋から始めるのがおすすめ

ワンデイハイクを何度か体験し、ある程度ソロ登山に慣れてきたら、より長く自然と触れ合える1泊2日の登山にチャレンジしてみましょう。

その際、山での宿泊に慣れないうちは、いきなりテントを使うのではなく、安全で安心な山小屋を利用しましょう。

山小屋で、同じ趣味を持つ見知らぬ人々と出会ったり、会話を楽しむことも山小屋の醍醐味です。

そして山で夜を明かすことで、ワンデイハイクでは体験できなかった、美しい朝陽を拝んだり、夕焼けに染まる山々を眺めることもできます。

しかし、山小屋を利用するにはいくつか守らなければならないルールやマナーがあります。



山小屋についてよく知らないまま宿泊してしまうと、嫌な思いをして以後利用しなくなってしまうこともあるようです。

山小屋を嫌いになってはもったいないので、ここでは山小屋を快適に利用する際のルールやマナーをご紹介します。




山小屋を利用する際の心構え

山小屋を利用すると決めたのなら、何よりもまず山小屋と旅館やホテルなどとの違いをしっかり心得ましょう。

ここを理解できていなければ、思わぬトラブルとなります。

山小屋を旅館やホテルと勘違いしている登山者は実は少なくありません。

お金さえ払えば、山小屋でも浴衣などの宿泊に必要なものが用意されていると思っている方もいるようですが、山小屋は旅館やホテルではありません。

山小屋は交通の便の悪い場所にあり、物資を届けるのも一苦労なので、資源が充実しているとは限りません。

また山小屋は旅館やホテルのようにたくさんのスタッフがいるわけではないので、登山者の世話をあれこれ焼くことは難しく、旅館のようなクオリティの高いサービスを求めるのは間違っています。

山小屋は山小屋にしかない魅力で溢れています。

山小屋は観光地にある旅館やホテルとは違うということをしっかり認識しておいてください。






山小屋を管理している方の気持ちになって考えてみて下さい

山小屋を利用する上で、管理をしている方の立場や気持ちになって考えてみると、自ずと必要なマナーや心遣いもわかってくるはずです。
例えば、山小屋は緊急避難に利用される施設のため、基本的には利用するときに予約は必要ありません。

しかし、山小屋を管理している方の立場から考えると、その日の大まかな宿泊人数を把握したいのは当然のこと。

訪れた登山者を追い返すことはできないので、スペースや食事は足りるかどうか気になるものです。

あらかじめ山小屋を利用することがわかっている場合は、事前に連絡しておくのがマナーです。

また、予約をしていたにも関わらず、天候悪化などを理由に山小屋に辿りつけなかったときも、可能であれば連絡をしたり、そのときは連絡できなかった場合でも下山後に連絡を入れておきましょう。

山小屋を管理している方々は、予約をしていたのに来なかった登山者を心配していたりするものです。

無事であることを伝えると安心してもらえますし、もしもまた次回利用する際に気持ちよく利用できるでしょう。

山小屋はキャンセル料を取るところはまずありません。

もしかしたら心配されているかもしれないので、連絡をすることをおすすめします。

その他のことでも、山小屋の方の立場になってそのときどう振る舞うべきか考えると、山小屋でトラブルなく過ごすことができるはずです。

友人の家に遊びに行ったつもりで山小屋を利用すれば、挨拶もせずに小屋に入ったり、無断で山小屋の設備を使ったりすることもないでしょう。

またもしも自分が山小屋の管理者であったら、マナー違反をされたらどう思うか考えてみてください。

全員がそのように相手を気遣う気持ちを持って山小屋を利用すれば、余計なトラブルに巻き込まれることはないはずです。




山小屋では整理整頓を心がける

険しい山を登ってやっとのことで山小屋に到着すると、すぐにでも横になりたい気持ちもわかりますが、山小屋に着いたらすぐにしなくてはならないことは多いものです。

着替えをしたり、濡れたものを干したり…。

自分が寝るスペースを確保できたら、そのスペースはどう使っても自由、というわけではありません。

枕元に置くのは水筒と懐中電灯だけで、それ以外の荷物はザックにしまって指定された場所に置くのがマナーです。

また、山小屋にある寝具は必ずしも快適ではない可能性もあります。

気になるときは、布団の襟の部分にタオルを巻いたり、シュラフカバーをシーツにしたりすると良いでしょう。

登山靴の管理には特に注意が必要です。

似たような靴がたくさん並ぶので、間違えないように目印を付けたり、左右でバラバラにならないようにまとめたりする工夫が必要になります。





山小屋泊には耳栓とアイマスクは必ず用意しておこう!

山小屋は個室ではありません。

さぁ寝ようと思うと、他の登山者のイビキや歯ぎしりなどの物音が気になって眠れないことが少なくありません。

そんなときは耳栓を付けることで快適に眠れます。

耳栓はスマートフォンなどに付いているイヤフォンでも代用可能です。

イヤフォンを使うからと言って、夜中に音楽を聴くのは避けましょう。

音漏れで周りに迷惑をかけないように充分に注意してください。

睡眠不足は翌日の登山に影響します。

しっかりと眠れる対策をしておきましょう。





山小屋の混雑状況を事前に調べておく

山小屋を利用するのであれば、大混雑している時期は避けた方が無難です。

混雑しているときに山小屋を利用すると、自分のスペースを確保しにくくなったり、登山者同士の無駄な喧嘩が起こりやすくなったりし、山小屋が嫌になってしまうかもしれません。

混雑しやすいのは、ゴールデンウィークや梅雨明けの時期、体育の日、年末年始などです。

可能な限り、混雑する日程は避けましょう。

仕事の都合で、混みあっている時期にしか登山ができないという方もいるでしょうが、そのような場合は、登山の時間をずらすだけでも変わってきます。

混み合う時期に登山するのであれば、人より1日だけでも登山開始日を早くしたり遅くしたりすることで混雑を避けることができる場合があります。

混雑には波があるものです。

波を避けて登山できるように工夫してみましょう。

また混雑を避ける方法に、人気の高い山小屋を選ばないという方法もあります。

有名な山小屋や、頂上に近い山小屋は混みやすい傾向があります。

そこで、頂上に一番近い山小屋ではなく少し下の山小屋を選んだり、人気の高い山小屋は避けてみましょう。

混雑している山小屋というのは、朝食に時間がかかってしまったりするので、出発が予定より遅くなってしまうことも少なくありません。

むしろ、頂上から少し離れて空いている山小屋から出発した方が早く頂上に着けた、という話は決して珍しくありません。

混雑している時期は、どうしてもこの山小屋に泊まりたい!となどとこだわらず、柔軟に対応することで、余計なトラブルを回避できるかもしれませんよ。